石毛信子

ブログ

2026-06-05 11:30:00

何者でなくとも

はじめまして、何者でもない私です。

何者でもありませんから立派な肩書も自信もありません。

54歳。振り返れば私は私を取り囲む人たちがどう動き何を求めているかを第一にずっと生きてきたように思います。

悪く言えば人の顔色を見てそれに沿って望まれる言動をしてきたということですが、現在も相変わらずそんな「他人軸」で生きているようです。

しかし、そんな私にしっくりきた仕事との出会いが随分昔にありました。

それは弁護士の「秘書」でした。手堅い裏方です。ぴったりでしょう(笑)

右も左もわからない頃はどうしようもない情けなさでしたが、仕事がわかってきた頃には弁護士が次に求めるものを用意することも得意になり、「誰」が「何故」そう考えるのかを気にし過ぎる「他人軸」なマイナス特徴が役に立ったと言えそうです。

一般の人は法律的な思考で毎日生活をしているわけではありませんから簡潔に法的なことだけ話すよりも感情的な話が多いです。それに寄り添いながら丁寧に記憶喚起してもらい、聞き出し、分析し、現実に「何をした」のか「どうしたい」のかその立場に立ちながらその方の「何故」から「真実」を導き出します。

田村由美さん原作ミステリーマンガ『ミステリと言う勿れ』の中で「真実は人の数だけある、でも事実は一つです」という名ゼリフがあります。深い。民事裁判では原告・被告の、刑事裁判では加害者・被害者のそれぞれの真実がありますから、それらの言い分と証拠を積み重ねどの真実が一番矛盾なく一つの事実に結びつくのか裁判官は真剣に判断します。

そこで、その判断基準が『法律』なのですが、そんな『法律』に携わり数々の事件に一喜一憂しながらなんと気づけばもう28年経っていました(途中不動産業に行きましたが)。

そして今、定年と言ってもよい年齢に達し、この期に及んでこの臆病者の私が行政書士事務所をひとり開業しようとしている…どうしたものでしょう。

私は今行政書士としてはハイハイしている赤ちゃんです。どんな仕事になるのでしょうか。ちゃんと出来るのか不安です。たったひとりそのゼロ地点である地面に手をつき、ムクッと立ち上がり、ヨチヨチと歩き出していこうとしています。それが傍目にどれだけ無謀で滑稽な姿であろうとも『法律』の世界で最後まで生きようと決意した自分を信じることにします。

なんて偉そうに決意表明などしてみましたが…

それで?まず?えっ?最初に私の前にたちはだかったものは…

物理的な事務所設立大変じゃん!?でした。

それではまた…。

Today